ミニマリストの夏服
私の夏服には2つこだわりがあります。
1. 半袖を着ない
2.襟がついたものを着る
1.腕が短いので、半袖だと身体のラインが強調されてしまい嫌なんですよね。
長袖を捲って着ます。長袖だとエアコンが効いたところで長袖に戻せば寒さも凌げます。
2.同い年の友人と話したのですが「ある程度の歳になって、襟のないシャツは落ち着かなくなったよな」という話題になりました。
ポロシャツはカノコ素材が嫌いなので着ません。
こうすることによって必然的に選択肢が狭まります。カジュアルワイシャツが好きでよく着ます。2〜3枚違う柄で揃えてローテーションです。
夏服への考察でした。
寅さんとパズーと私服とミニマリズムと
男はつらいよの寅さんみたいに鞄に全財産を詰めて全国各地を転々とする生き方に憧れる。
天空の城ラピュタのパズーみたいに、40秒で支度できてしまう簡素な暮らしにも憧れる。
最小限なモノで暮らすこと、ミニマルな生活に憧れを持つ。
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私の持ち物で一番多いものは服である。
今 私はマンションで一人暮らしをしているが、持っている家電は
・洗濯機
・炊飯器
・ケトル
(・エアコンは備え付けだが使ってない)
のみで、テレビ、冷蔵庫、電子レンジ、掃除機などは持っていない。
テレビの情報は偏ったものや断片的なものが多いからあまり好きではなかった。出先でたまに観るくらいが丁度良かったりする。
ちなみに、どうしても見たい番組がある場合は、昔使ってたガラケーのワンセグで観る。ガラケーは超コンパクトなテレビですね。目覚まし時計代わりにもなるし、ガラケーで撮る写真はチープで、それはそれで味わいがあって好きです。
情報はニュースアプリかネットで仕入れる。偏りがないように、特定のサイトばかりを見ないようにしている。
元々自炊は殆どしないので、冷蔵庫無くてもなんとかなります。知人友人に冷蔵庫がないって言うと驚かれます。
食材を買ったとしても、その日のうちに食べきれる分か、常温保存が効くものを買います。
糖質制限をしていた頃は、缶詰ばっかり食べてました。味気なかったですけどね。食事じゃなくて栄養摂取と考えていました。
掃除機代わりにコロコロやクイックルワイパーを使います。あと使ってないですが100均で買ったミニほうきちりとりセットがあります。
引っ越ししてきたばかりのとき、洗濯機なしで手洗いで一週間ほど過ごしていました。風呂場にお湯張って、汚れ物を突っ込んで、足で踏んでもみ洗い、という感じでした。
しかしすすぎと脱水に手間がかかりすぎるので、その後手洗いは断念。大型家電量販店で一番安い洗濯機を買いました。
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服の話に戻ります。
寅さんやスティーブジョブズみたいに制服化されたファッションに憧れる。
ジャケットに革靴を合わせたファッションなら、かしこまった場所にも行ける。
一時期は私服をスーツにしようかなんて考えてた頃もあった。
しかし、私服スーツなんて肩が凝ってしまう。
ジャケパンスタイルもミニマリズムと相性がいいかと思った。スーツよりは着心地の良いアイテムを選べる。
一時期私服ジャケパンを試した。ジャケット、パンツ共にユニクロのストレッチ性のあるものを選んでいた。
革靴はテクシーリュクスという、アシックス商事のスニーカーソールの物を選んだ。テクシーリュクスは本当に素晴らしい。下手なスニーカーより歩きやすい。雨にも強いし。
でも私はやっぱり服やスニーカーが好きで、色々着用したくなります。結局服好きの人とミニマリズムは相性が悪い。
服はパターンを決め、時計や靴下などで遊ぶことも考えました。
やはりそれでは物足りなく感じてしまうのです。
そんなこともあり、かしこまった場所にも対応できる服を普段から着ることはやめにしました。そもそもかしこまった場所に出る場面もほとんどないし。私服のゆったりとした感じも大事。
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ちなみに私はこの時期カーディガンをよく着ます。セーターも好きですが、寒暖差に対応して脱ぎ着するのが難しいからあまり着ません。
襟付きのシャツの方が着ていて落ち着く歳になってきました。昔は春夏秋にはTシャツばかり着ていましたけどね。
ポロシャツはカノコ素材がおじさん風になってしまうのであまり好きではありません。
ですので、冬にも着れるブロードシャツを夏にも着回します。夏場にはブロードシャツは少し暑いですが、長袖の袖を捲ればなんとかなります。下にはユニクロの機能性シャツを着ます。
夏場は建物の中に入るとエアコンで寒いこと
が多いですよね。そんなときは袖を伸ばして対応します。Tシャツ着ていたときは薄手のカーディガンを出先へ持っていっていましたが、やはり持ち運びが面倒くさいので。
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オールシーズン対応できるものを選ぶことによって、私服は減ってきました。
持ち物を減らすために、あとは、私のファッションへの関心が減れば簡単な話なんですけどね。笑
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今はコート選びに悩んでいます。ユニクロのウルトラライトダウンを気に入っています。暖かいしめちゃくちゃ軽いし折りたたんでしまえるから持ち運びも楽で素晴らしいです。冬が過ぎたら折りたたんで保存もできますし。
が、あれは下に着る服を選ぶんでよね。ジャケットとは相性が悪い。
あと、究極にダサいし究極に被る。私のファッションはウルトラライトダウンに殺されました。
割り切ってコートを買ってしまうか、それが12月の今更の悩みです。
40秒で支度するためには、ウルトラライトダウンなのかなぁ。
サイケデリックファッションとノームコアとバンドマンと
前回の記事で書きましたが、私はノームコアが好きです。
しかし、サイケデリックなファッションも好きです。花柄のシャツとか着てしまうタイプです。(アロハシャツではないですよ!)
中期ビートルズの影響ですね。
ノームコアとサイケファッションは対極にあるので、矛盾が生じてしまっていますよね。
私は元々バンドをやっていたので、「ステージ衣装は派手なもの」「日常はシンプルに」という思いがありまして。
最近のバンドマン(国内外問わず)、演者がステージから下りてきて客席のお客さんと混じっても違和感を感じないファッションの人が多いですよね。邦ロックの若手バンドにそれを強く感じます。落ち着いているんですよね。悟り世代ってやつですか。
そういう時代の流れなんですかね、これも1つの文化なのかな、と。
個人的には、ミュージシャンたちには派手な衣装を着てもらって、ステージから降りてきてもその存在感を放っていてほしい、という思いがあります。
しかし衣装でしか放てない存在感なら、それは虚飾でもあるのかな、と思ってしまいます。
1994年にデビューしたOasis、普段着のままステージに出ていますからね。
whateverのミュージックビデオのリアムギャラガー。上ジャージ。
「たかが音楽じゃねえか、衣装なんか見ないで音を聴け」と言ってるような気もします。そして彼らはスターダムへとのし上がります。
私が再びステージに立つとしたら、地味なファッションに落ち着いてしまうのかな?と考えたりします。
わかりやすい音楽、わかりやすいファッション。これだけ選択肢が多い時代、娯楽もわかりやすい選択肢がないと消費者には選んでもらえない。逆にシンプルなファッションで、「衣装ではなく、自分たちの音楽を聴いてくれ!」という意志も感じます。
そんな時代を反映しているのかな、と思いました。
おまけ
初期ビートルズ
後期ビートルズ
初期ビーチボーイズ
ストライプのお揃いのステージ衣装も素敵だな!
最近だとKEYTALKが赤ストライプのシャツを着たアー写だったな。
ノームコアとミニマリストと量産型と
昨年はノームコアが凄く流行りましたね。
今年もその流れは汲まれていますよね。
一部では タッキー (英語で「ダサい」の意、柄と柄を組み合わせたり派手な感じ)とかも流行っているようですが。
私自身、シンプルなものが好きで、よくファストファッションの店に行きます。ファッションのミニマリズム、最小限主義になるんですかね。
そういった店で服を買うと、街中で自分と似たような服着てる人ってめちゃくちゃいるんですよね。ノームコアの影響もあって、シンプルな形で、シンプルな色味(ホワイト、ブラック、ネイビー、グレー)の服が多い。
かぶるのが嫌なら何か自分を主張しなければいけない。難しい。量産型、かぶり系にはなりたくない、という思い。
そもそもかぶることは悪いことか?
服でしか自己主張できないような人間なのか?しかし服を着ることも立派な自己主張で、そこに文化があって。でもそれだけに頼りたくはなくて。
ちなみに、
私が好きなテイストの服を着てる人は
スティーブ・ジョブズ(Apple 元CEO)
マーク・ザッカーバーグ(Facebook CEO)
アレキサンダー・ワン(デザイナー)
堀内太郎(デザイナー)
です。ジョブズとサッカバーグにいたっては毎日同じ服を着てますしね。
最近、地震などでリスキーな時代になってきていますので、サッとリュックに服を詰めて、そのまま逃げられるくらいのクローゼットにしたいものです。ミニマリズムを追求して、ミニマリストになりたい。
(今はパンパンに服が入っております。。)
54-71とboboと3点ドラムとミニマリズムと
最近3点(ハイハット、スネア、バス)のみでドラムセットを叩くドラマーを研究していました。
なかなか居ないですよね。ひたすらYouTubeで発掘してます。
2組発見しました。1組紹介します。
54-71(ごじゅうよんのななじゅういち)
です。
このバンドを発見するきっかけになったのは、54-71のドラマーのbobo氏の存在でした。
Miyavi(ギターをスラップするあの人)がメディアに多く露出するようになり、TVにも出演するようになりました。
フジ系の夜の音楽番組を観ていたところ、Miyaviと一緒に出ているドラマーに目を奪われました。
「ロン毛を1つ縛りにした海パン一丁の笑い飯の西田がドラム叩いてるやないの!!!」と。
(MiyaviのMVでコラボしたようです。)
そしてそのドラマーのセットは
ハイハット、スネア、バス、タンバリン、クラッシュシンバル
といたってシンプルなものでした。
(普通のドラマーだとその組み合わせに更にフロアタムやハイタム、ロータム、そしてライドシンバルや複数枚のクラッシュシンバルを使うので)
ルックスとドラムセットに興味が出てしまい、私はネットで彼について調べました。
それが私とbobo氏の出逢いでした。
bobo氏、54-71の3点のみのドラムでも迫力のあるドラムを叩きますね。
リズムパターンも多彩です。
54-71、ギターはあまりコードを鳴らさずリフメインで、ベースもリフを弾いてるので楽曲自体にコード感があまりなく、軽やかで好きです。
ドラムも好きなので、ずっと聴いていたいと言いたいところですが、わけわからない英詩ボーカルだけどうも苦手で。私の好みではなかったです。
3点のドラムセットは美しいです。最小限主義、ミニマリズムの極みです。
(ちなみにbobo氏、くるりやフジファブリックのサポートもしてますが、そのときはタムやライドシンバルのある普通のセット叩 いてます。違和感しかないですね。)
The Strokes "Is This It"とミニマリズム
今回は音楽について書いていきます。
第一弾はストロークスの「Is This It」です。
私とストロークスの出逢いは大学3回生の時です。YouTubeでStrokesの"Under Cover Of Darkness"(Album:Angles/2011年)のライブ動画を偶然にも発見したことから始まりました。
初めて聴いた時の印象は
「ギター2本の絡みがかっこいい、そしてなにより、ドラムがすっごくシンプル」といった様なものでした。
その後、TSUTAYAにCDをレンタルしに行き、アルバムを通して聴きましたがハマりませんでした。
その後、幾つかの音楽レビューを見ていくにつれ、「Anglesは他のストロークスのアルバムとは違う」「"Is This It"という一枚目のアルバムは00年代の名盤、必聴」という記事を目にすることとなります。
そんなに言うなら…と、Is This Itを購入しました。購入したのはUK盤です。
↑こちらがUK盤。
↑こちらがUS盤
ジャケットと収録楽曲1曲の違いがあります。その辺は調べてみるとすぐ出ますので、知らない方は調べてみてください。
UK盤、白と黒のジャケットがスタイリッシュ。
本家アメリカでは何故か発禁となってしまったそうで、上記のようなジャケットとなっております、気に入らないデザインです。
サウンドはというと、とにかくシンプル。
ストロークスは、ボーカルのJulian Casablancas(ジュリアン カサブランカス)を筆頭に
ギターのAlbert Hammond, Jr.(アルバート ハモンドジュニア)と Nicholas Valensi(ニック ヴァレンシ)
ベースのNikolai Philippe Fraiture(ニコライ フレイチュア)とドラムのFabrizio Moretti(ファブリツィオ モレッティ)
の5人から成ります。
1999年の結成時から2016年の今日まで、ずっと同じメンバーで活動しております。
(メンバー間で色々あったようですが…)
かっこいいですね。
肝心のサウンドです。
Is This Itの一曲目「Is This It」
とにかく緩い。
「え?これが名盤の一曲目なの?本気?」と思う緩さです。
機会音で始まり、シンプルなハイハットのエイトビートが微妙にスネアのリズムを変えながら一曲通して叩かれる。コードもシンプル。ベースでリズムを奏で、あっという間の2分32秒が終わる。
拍子抜けする。
2曲目の「The Modern Age」からはジュリアンの熱いボーカルの楽曲たちが始まる。ホッとする。
アルバムを通して、ドラムがとにかくシンプル。誰でも叩けてしまうのではないか?と思ってしまう(失礼)。
ドラム始めたての方が基本を覚えるときにやるといいんだろうなぁ、とか思ってしまう。
Strokesに出会うまで、ドラムが割とドコドコした音楽ばかりを聴いていたので、こんなシンプルなドラムで楽曲が成立してしまうということに驚きを隠せなかった。
AnglesよりIs This Itの方がドラムがより簡潔であるので、驚きは増しました。
このアルバムはメンバー5人で完結しています。サウンドもギター2本、ベース、ドラム、それにボーカルのみ、です。コーラス、鍵盤も入っておりません。
これならライブでも簡単に再現できますね。
AnglesからStrokesに入ったのでIs This Itのリアルタイム世代ではないです。
これをリアルタイムで聴いたら90年代後半のうるさいサウンドと対象的な軽いサウンドに、リスナー達もびっくりしたんだろうなぁ。
総括すると、サウンドは とにかくシンプル。コード進行もビートもミニマル。上記のように重ね撮りもなく、歪みもほとんどなく、軽いサウンド。
単調なドラムのリズムも、ずっと聴いてるとクセになってしまう。
(後に私はKraftwerkのComputer WorldやTour De Franceにハマっていくのですが、シンプルで最小限なビートが好きだったってことなんでしょう。Strokesと出逢って気付くことができました。ありがとうストロークス、ありがとうファブ。)